システム概要図
処理フロー
【浄化技術】立命館大学・㈱ワコール・㈱メタルファンテックの特許技術
(アルコ㈱が実施許諾契約済)
①屋根などから集水した雨水は②スクリーンで夾雑物(落ち葉やゴミ等)を除去した後、③No.1タンクに貯留されます。細かい「ちり」や「ほこり」などは③No.1タンクにて沈殿除去されます。
③No.1タンクから④No.2タンクへの越流配管はタンクの上部に設けられており、「災害時の生活用水など」を確保でます。
④No.2タンクではきれいな雨水を貯留し、⑥用水に活用します。
貯留期間中の水の腐敗や劣化を防止するため、⑤給水ポンプによりタンク内の水を循環させ、⑦浄化装置の微生物の浄化機能によりきれいな用水を維持します。
▲アメリオのご紹介動画はこちら
・節水による経費節減
・渇水時の水資源有効活用
・CO2排出量の削減
・ヒートアイランド対策
災害時の緊急用水活用
水害への備え
雨水利用の用途例
雨水活用技術基準の「整雨レベルⅣ」
(※活性炭や高性能フィルター等で、一部の溶解物質やコロイド成分を十分に除去して利用する)
地上に降り注ぐ雨には「チリ」や「ほこり」、「黄砂」、「排気ガス」、「PM2.5(大気汚染物質の粒子化)」など様々な成分が混入し、環境条件にはよりますが以外と汚れている場合が多いのが現状です。
「トイレ洗浄水」、「植物への散水」、「洗車水」、「災害用非常用水」等への再利用を行うには水質の浄化と水質の維持が必須となります。
アメリオ(Amelio)では立命館大学などが開発した独自の技術により水質浄化&水質維持が可能なシステムとなっています。
浄化装置のろ過、微生物浄化機能によりきれいな処理水を維持し続けます。
浄化装置
フィルター
下記の写真は雨水を1週間貯留しただけのもの(左写真)と、1週間循環処理したもの(右写真)の比較です。循環処理した右側の写真では、雨水の「色度」や「濁度」が減少しました。
貯留のみ(ためおき)
循環浄化処理
□実施場所 :三重県津市(アルコ本社屋根降雨水)
□実施時期 :平成28年9月
□実験結果 :雨水原水と1週間後の水質
循環することで色度が減少
循環することで濁度が減少
「高野尾花街道」ホームページより
実証装置全景
実証場所
三重県津市高野尾町5680番地
「高野尾花街道」研修室外側
実証期間
2017年8月~
水質分析
分析会社
(一社)三重県環境保全事業団
検査方法
H15年厚生労働省告示第216号
防災システムリサーチセンターの屋根より採水
実証装置全景
実証機関
立命館大学 生命科学部 生物工学科 生物機能工学研究室
実証場所
立命館大学 防災システムリサーチセンター(滋賀県草津市)
実証期間
2018年1月30日~
塩素剤や紫外線照射等による滅菌装置を設置すれば雨水法ガイドラインに示す整雨レベルⅣ+制菌Aとなり、「洗面」、「シャワー」、「調理」、「飲用」が可能となります。
(※必要に応じて所轄の指導行政との協議を実施)
・日常管理 :スクリーンの清掃(1回/月程度)
・保守点検 :浄化装置(1回/年程度)
・清掃 :推奨1年毎
・法定点検 :特定建築物に該当する場合はビル管理法に準じる
※ 地上設置型が困難な場合(凍結の懸念、景観的な理由など)は地下埋設型アメリオを提案いたします。
「災害時生活用水」と「用水」を使い分ける場合は「アメリオ5+5」もしくは「アメリオ3+3」を、「災害時生活用水」が必要のない場合は「アメリオ5」もしくは「アメリオ3」をご利用ください。
※ 寒冷地では寒冷地対策が別途必要。
※ 電気の引き込み(単相100V)が別途必要(太陽光発電・蓄電システムのオプション可)。
※ レベル調整のための基礎工事、配管設備工事が別途必要。