施設の利用者の変動が大きく、浄化槽への負荷変動が大きくなる施設としては「墓園(墓地)」や「桜の名所」、「海水浴場」、「キャンプ場」などが該当し、一般の浄化槽(曝気方式)では季節変動、週間変動に追従できず、処理水質の悪化、臭気の発生などが懸念されます。
一方、ソフィールは負荷変動に強いシステムとして、全国の行楽施設などに設置され、高い処理性能を発揮しています。
JIS A 3302-2000(建築物の用途別によるし尿浄化槽の処理対象人員算定基準)では公衆便所の処理対象人員は総便器数に16人を乗じて処理対象人員を算出することが定められており、公衆便所に設置する浄化槽の規模は過大になりがちです。一般に曝気式の浄化槽は規模が大きくなるほど消費電力が増大し、維持管理の頻度も増えるためランニングコストが高くなります。
一方、ソフィールは処理対象人員が大きな規模でも消費電力が僅かで、点検回数も年4回のままなので、曝気式の一般浄化槽と比較してランニングコストが大幅に安くなります。
河川や湖沼、内湾、ダムなどの環境配慮により厳しい放流水質を定めている地域や、国立公園・国定公園などの自然地域、海水浴場や海岸などは高度処理が必要となります(必ずしも法令や条例によるものばかりではなく、地元との協議、環境配慮なども考慮されます)。一般に曝気式の浄化槽では高度処理になれば、システムが複雑化し、消費電力が増大し、ランニングコストが高くなる傾向です。
一方でソフィールの場合は、そもそも高度処理なので、高度処理が必要な地域であっても同じ仕様で対応でき、少ない消費電力、安いランニングコストで運用が可能です。