ソフィールは”土壌を使った処理プロセス“を採用する事で、BOD、SSを高度処理する事のみならず、処理水の色、臭いも高度に除去できます。よって、放流先への環境負荷がほとんど無く、きれいな処理水は散水利用やトイレ洗浄水などに再利用が可能です。
【写真 左】汚水原水
【写真 中央】ソフィールの処理水
【写真 右】 比較用の蒸溜水(真水)
汚水の汚濁質成分は土壌に吸着、微生物分解されるため、処理水は蒸留水(真水)と比較しても遜色のない程度に浄化されています。
一般の浄化槽のように大型のブロアーを必要しません。消費電力は極わずかで、環境負荷が少なく、電気代も安いのが特長です。
例えば100人槽の浄化槽の場合、一般の浄化槽(構造基準型)ではばっ気槽の好気性の維持に750wのブロアー(送風機)を使用しますが、ソフィール25w程度の送風機を使用します。
一般の浄化槽が水中に空気を送り込むのに多くの動力を必要にするのに対し、ソフィールは微弱な空気を土壌に送り、汚水が浸透する際の負圧を利用して土壌中に空気を供給する仕組みです。
その空気の供給方法の違いによって、ソフィールは一般の浄化槽の約1/30の電力で処理槽の微生物を維持できます。
桜のシーズン
通常時(閑散期)
負荷変動とは、浄化槽に流入する汚水量の季節的・週間的な変動を意味します。写真(左)のように「桜で有名な公園」などではピーク時に非常に多く人が訪れますが、シーズンオフや平日などは写真(右)のように利用者が少なくなります。このように観光地や宿泊施設、集客施設、公園などでは利用者の季節変動、週間変動が大きく、それは浄化槽の処理性能に大きな影響を与えます。