アルコ株式会社 採用

ソフィールのご紹介

ソフィールのご紹介

システム概要

 

システム構造図(ソフィール放流型)

放流処理フロー システム概要図
各装置の機能

固液分離槽は流入汚水に含まれる固形物質や夾雑物を分離除去する機能と、除去された固形物質などを汚泥引抜までの一定期間貯留する機能を備えたものである。汚水中の軽い物質はスカムとなり、重い物質は沈殿汚泥として貯留される。

嫌気ろ床槽は、固液分離槽で分離されなかった固形物を充填ろ材でより分離するとともに充填ろ材に生息する微生物により汚物を分解することを目的としている。

固液分離槽および嫌気ろ床槽で処理された汚水を土壌浸潤槽に適量送水することを目的としたものである。また、土壌浸潤槽へ2時間以上の間隔で汚水を送水するよう、流量調整できる容量を有効容量としている。

送水ポンプ槽からポンプで圧送された汚水を分水し、自然流下で土壌浸潤槽浸潤槽へ送水することを目的としている。

1次処理から送られてきた汚水を通水装置により土壌中に均等浸潤させ、汚水が土壌に浸透する過程で土壌粒子によるろ過・吸着機能、微生物による分解機能が働き、汚水を好気的に処理する役割を持つ。土壌に空気を常に供給することで長期的な目詰まりの発生を防止している。

処理水を消毒、滅菌することを目的としたもので、塩素剤として次亜塩素酸塩等を使用する。

システム名称

土壌微生物膜合併処理浄化槽(商品名 ソフィール)

処理方式

建築物からのし尿や雑排水を、固液分離槽、嫌気ろ床槽、送水ポンプ槽、土壌浸潤槽および消毒槽を組み合せた構造で処理します。

処理対象人員

10〜500人槽

処理性能

BOD 10mg / ㍑
SS  10mg / ㍑

処理フロー

ソフィール放流型の処理フロー図

ソフィール放流型の処理フロー図

 

土壌浸潤槽の構造

 

土壌浸潤槽の断面図

土壌浸潤槽の断面図

汚水は❶の通水管から土壌中に供給され、❷の浸潤層で拡散し、土壌全体に均等に供給されます。汚水中の汚れ成分は❸標準土壌に浸潤する過程で微生物の役割などにより高度に処理されます。❸の標準土壌はメーカー指定の品質管理土壌を使用します。

❹より空気を土壌に供給することで目詰まりの防止し、長期的な耐久性を確保します。❺上部土壌で被覆しているので、臭気の発生が無く、標準土壌の環境を保護できます。

処理水質

  各採取位置の水質分析結果の平均値および原水に対する除去率

(赤いグラフはソフィールの入り口における水質、緑色は土壌浸潤槽に送られる前の一次処理水の水質、

青いグラフは処理水質を表します。BOD:生物化学的酸素要求量、SS:浮遊物質量、T-N:全窒素、

T-P:全リン)

 

メンテナンス

保守点検は維持管理要領書に基づいて、地元の浄化槽保守点検業者に委託して頂きます。
清掃は地元の清掃業者に汚泥の引抜きなどを委託して頂きます。
法定点検は浄化槽法に基づいて、7条検査(供用開始後、3〜5ヶ月)、11条検査は1年毎に実施して頂きます。

 

土壌浸潤槽への高負荷実験

負荷水量(%)は計画汚水量に対する比率を表します。200%、300%は計画汚水量の2倍、3倍を意味し、短期間であれば、高負荷でも安定処理できることを示しています。

 

供用開始直後の処理水質

 

通常、浄化槽の場合、供用開始後の数ヶ月は微生物の処理能力が立ち上がるまで期間を要しますが、ソフィールの場合は供用開始直後でも高い処理能力を発揮します

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